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芍薬が咲きました
- 2017.04.20 | コラム
我が家の庭に芍薬の花が咲きました。
「立てば芍薬」と美しい女性を例えるように、優美で凛とした姿は庭に彩りを与えてくれています。
ここ熊本には、「肥後六花」と呼ばれる、江戸時代から明治時代にかけて熊本藩士とその後裔によって育成されてきた六種の花がありますが、芍薬(肥後芍薬)もそのひとつです。
芍薬に関する話題は尽きませんが、私ども中医学に携わる者としては、やはり生薬としての存在が欠かせません。
芍薬の根は、生薬の「芍薬(シャクヤク)」として様々な処方の中で活用されています。
当店で取り扱っているものだけでも、
逍遥散,柴胡疎肝湯,四物湯,葛根湯,桂枝茯苓丸,小青竜湯,当帰四逆加呉茱萸生姜湯,芍薬甘草湯,当帰芍薬散など、実に多くの処方に含まれています。
この記事を書いた人
渡邉大祐(医学博士・はり師きゅう師)