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悩みの種「血行不良」と「血流改善」、美容鍼灸で皮膚再生を加速!
- 2019.09.18 | コラム
「美容鍼灸」について説明を行うときによく使う言葉があります。
「血行不良」が原因で、鍼灸によって「血流改善」を行うことで良くなりますよ。という言葉です。
なんとも便利な言葉で、どういうわけか患者さんもよく納得してくれます。
しかし、アバウトすぎる感じもしますね。美容鍼灸の作用をもう少し詳しく説明したいと思います。
★★ 「血行不良」が起こるとお顔にどんな変化が出るでしょう ★★
1)赤みが減少し、顔色が悪くなる。
2)目の下は皮膚が薄く、かつ多くの毛細血管が走っているため、血行不良が起こると毛細血管が青くなり、クマとなって現れる。
3)血管からにじみ出た水分の回収がスムーズに行われなくなり、細胞間に水分がたまり、むくみやすくなる。
4)肌のつやや透明感が減少し、くすむ。
5)乾燥肌になり皮膚のバリア機能が低下し、メラニン量の増加と沈着によるシミができる。
6)皮膚の弾力の低下が起こる。
☆☆ 美容鍼灸の「血流改善」でお顔にどんな変化が出るでしょう ☆☆
1)皮膚の新陳代謝の活発化。
2)適切な皮脂の分泌によるバリア機能の高まり。
3)肌の色調、つや、水分保持機能などが改善する。
これらの結果として、みなさんが悩んでいる「顔色、むくみ、乾燥肌、シワ、シミ」などの改善が期待できます。
「血流改善」で解決するなら、蒸しタオルやマッサージで良いのでは?
そう思われるかもしれませんが、美容鍼灸は特に目的とするポイント(シミやしわ)を狙って、鍼先で小さな傷をつけることで創傷治癒機転を活用しています。
溝ができてしまったシワ、黒ずんだシミ部分の真皮層を鍼で刺激することで、コラーゲンやエラスチンの産生を促し、皮膚の再生を加速させる働きがあります。
この記事を書いた人
伊敷由里菜(はり師きゅう師・柔道整復師)