国内唯一の中医学専門誌『中医臨床』通巻160号（Vol.41-No.1）2020年3月20日発行から、連載を始めることになりました。

テーマは「針灸処方学」。

中医学理論に基づく鍼灸処方には、病態に応じた効果を引き出すため、「腧穴（ツボ）」「鍼・灸などの器具」「鍼灸手技」の選択などの内容が含まれています。

鍼灸臨床では、鍼灸処方に関する知識と経験がなければ計画的で有効な治療は行えません。

残念なことに、現在国内には系統的な「針灸処方学」のテキストが存在しないため、鍼灸師や鍼灸治療を実践する医師たちには、針灸処方を効率的に学習する環境が与えられていませんでした。

院長・渡邉は、中医学基礎理論・腧穴効能・針灸処方を専門とする医学博士です。『中医臨床』を編集発行する東洋学術出版社より「針灸処方学」の執筆依頼を受け、このたび出版に向けた準備として『中医臨床』での連載をスタートしました。

責任重大な任務ですが、持てる知識と経験を駆使し、質の高い「針灸処方学」を執筆してまいります。