2016.10.9-10 日本中医学会熊本支援プロジェクトに参加してきました。

熊本地震から約半年が経過しました。プロジェクトの前日には阿蘇山が大噴火し灰が降り、雨も降り・・・散々な熊本ではありますが、みなさん少しずつ元気になろうと頑張っています。

ある方は、「避難所から仮設住宅に移ってもうまく眠れなかったけれど、針をすると良く眠れたよー！」と、うれしそうに２日目には手作りのいきなり団子を差し入れてくれました。

運動量が減り、炊き出しやカップラーメンの生活で体重が増えて関節の痛くなっている方も多かったです。

１度や２度の治療だけですべてが治るわけでもなく、医療支援のみで生活が支えられるわけではありません。距離をとる自立支援と、ぴったり心を寄り添わせるグリーフケアの両方を上手に使うことに悩みながらの支援です。自分たちの知識が役に立つ場面ではお手伝いをし、ただただ、出会った人の明日が少しでも明るくなるようにと胸の中で願います。

この記事を書いた人
渡邉大祐（医学博士・はり師きゅう師）