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「たるみ」のための美容鍼灸
- 2019.09.18 | コラム
年齢とともに、皮膚に力がなく、写真を見ると顔が大きくなったような…ファンデーションの減りが早くなったような。私の輪郭はどこ??
「たるみ」解決のために、美容鍼灸を選ぶ方はかなり多いです。
そういった方のための美容鍼灸の詳細をご紹介させていただきます。
まず一言。顔だけでなく体の治療をすることが、とても重要!
これは美容に限らず、いろんな症状に対しても言えることですが、内臓の健康あってこその見た目の健康。特に皮膚の状態やお顔の表情は、内臓の不調がまっさきに現れてきます。
★★ たるみがお悩みの場合に刺激する手足の腧穴(いわゆるツボ) ★★
足三里
胃腸の働きを高めるとともに、顔への気のめぐりをよくする。
太渓
加齢の影響を受けやすい腎の働きを補う。
太衝
筋肉の働きを高めるとともに、全身の気のめぐりを良くする。
三陰交
足三里・太渓・太衝の作用を強化する。
合谷
顔(特に目)の気のめぐりを良くする。太衝の働きをサポートする。
これらの5つの腧穴を用いることで、良い状態のお顔の皮膚が新しく生まれることを促します。さらに腧穴を追加する場合は、懸鍾や百会などで当顔面部の栄養状態を良くしていきます。
★★ たるみがお悩みの場合に刺激するお顔の腧穴(いわゆるツボ) ★★
承漿・頬車・下関・太陽・頭維・眉衝・神庭
など、効率よくお顔の筋肉を刺激する事ができる腧穴を選びます。
エラが張っていて顔が大きく見えてしまうタイプの方には、長めの鍼に変えることもあります。
腧穴選びも大事ですが、たるみ解消の美容鍼灸のポイントは ★「刺し方」★
フェイスラインの皮膚を持ち上げながらを下から上へ順番に鍼で留めていきます。
この刺し方には少しテクニックが必要ですし、出血のリスクも高くなります。ただ、すばやく上手にできる先生なら、効果は抜群に上がります。
たるみがお悩みの方は大抵、目の周囲の疲労感、ほうれい線でもお悩みですので、最後に腧穴を追加して沢山の鍼を刺します。
攅竹・魚腰・陽白・瞳子髎・晴明・迎香・顴髎・ほうれい線
などなど必要に応じて、アドバイスをさせていただきます。
頭皮のマッサージや耳つぼモミモミなど、自分でできる速攻リフトアップ法を伝えることが多いです。
この記事を書いた人
伊敷由里菜(はり師きゅう師・柔道整復師)