鍼灸治療の適応症INDICATION
- 小雀斎漢方針灸治療院での鍼灸治療について
症状・疾患別に説明いたします。
知りたい症状をお選びください。
[美容のお悩み]たるみ
年齢とともに皮膚の力がなくなり、鏡を見ると顔が大きくなったような気がする。
ファンデーションの減り方が早くなったかな。顔の輪郭はどこ?
そういった方のための美容鍼の詳細をご紹介いたします。
「たるみ」解決のため、美容鍼を選ぶ方は、かなり多いです。
まず一言。
顔だけでなく、体の治療をすることが、とても重要です。
これは美容に限らず、様々な症状でも言えることですが、内臓の健康あっての見た目の健康です。
内臓の不調があると、まっさきに皮膚の状態やお顔の表情に現れます。
たるみがお悩みの場合に、刺激する手足の腧穴(いわゆるツボ)
足三里
胃腸の働きを良くするとともに、顔への気のめぐりを高める。
太渓
東洋医学で加齢の影響を受けやすいとされる、腎の働きを補う。
太衝
筋肉の働きを良くするとともに、全身の気のめぐりをサポートする。
三陰交
足三里・太渓・太衝の作用を増強する。
合谷
顔や目の気血のめぐりを良くする。太衝の働きを助ける。
これらの5つの腧穴を用いることで、お顔の皮膚が新しく生まれることを促します。
懸鍾や百会などの腧穴を追加し、頭顔面部の栄養状態を良くしていきます。
たるみがお悩みの場合に、刺激するお顔の腧穴(いわゆるツボ)
承漿・頬車・下関・太陽・頭維・眉衝・神庭
など、効率的にお顔の筋肉を刺激する腧穴を選びます。
エラが張りお顔が大きく見えてしまうタイプの方には、長めの鍼を使用することもあります。
腧穴選びも大切ですが、たるみ解決目的でのポイントは「刺し方」
フェイスラインの皮膚を持ち上げ、下から上へ順番に鍼でとめていきます。
この刺し方は、経験や技術が必要です。また、出血のリスクも高くなります。
ただ、スピーディーに上手くできる施術者であれば、期待にそえる変化が望めます。
最後に鍼をする腧穴を追加
たるみがお悩みの方の多くは、目(周囲)の疲労感やほうれい線でもお悩みですので、
攅竹・魚腰・陽白・瞳子髎・晴明・迎香・顴髎・ほうれい線
などの腧穴に鍼を追加します。
また、頭皮のセルフマッサージや耳つぼなど、ご自身でできる速攻リフトアップ法をお伝えしています。
この記事を書いた人
八尋優子(法学修士・はり師きゅう師・登録販売者)